適正露出という呪文。


カメラ界隈には「適正露出」という呪文のような言葉があります。
全ての武闘家の家に「心技体」が飾られているように写真家の家には「適正露出」が飾られています。
意味としてはその写真にとって最も適した明るさで美しく撮影された写真というのが理想なところですが
実際のところは撮影者が表現したかった明るさで撮られた写真という意味の方が現実的です。
なので正解が無いのがこの言葉の実態なのです・・・・

100人に聞いて100人が「この写真は暗い!!」と言っても撮影者がこの明るさが最も素晴らしいんだ!
と言えばそれが適正露出ですが、その先は世間と自分との美的センスの差異になるのであしからず・・・
少しでも「確かにちょっと暗いかなぁ〜」なんて思ったらもう負けです(笑


自分の見た景色と全く同じ明るさにすることを「適正」とする人も居ます。
私みたいにちょっと明るくすることを「適正」とする人も居ます。 何が正解という話ではなく
ここで重要なのはちゃんと自分が意図した明るさで撮れるようなりましょう!ってことですな。
その自分が思っていた明るさの写真が世間からの評判が良いか悪いかはまた別の話です。